中国中部の湖北省荊州付近を流れる長江で旅客船「東方之星」が乗客ら458人乗せて転覆

◆2015年6月1日・午後9時28分(日本時間/10時28分)ごろ◆

中国中部の湖北省荊州付近を流れる長江揚子江)で、乗客ら458人を乗せて南京(江蘇省)から上流の重慶に向かっていた旅客船「東方之星」が、竜巻に巻き込まれて転覆

《国営新華社通信などの発表や調べなど》

事故当時、現場付近は激しい風雨に見舞われる悪天候だったようだ。
「東方之星」の船内では旅客が就寝準備中だったとみられているが、
船は竜巻に巻き込まれてから、ものの1~2分で長江の北岸寄りで転覆したという。

「東方之星」転覆を重くみた、習近平国家主席は救難に全力を挙げるように指示。
陣頭指揮のため李克強首相、馬凱副首相ら高官も現地に向かった。

《旅客船「東方之星」の転覆による救難活動が2日に本格化》

午前中までに乗客の13人が救助されており、不幸にも5人の死亡が確認されている。
しかし、乗客の大半は、今も未だ船内に取り残されるなど行方不明となっているという。
一部の中国メディアはこれまでに30人が引き上げられたと伝えている。

救難作業には、
河川管理当局の船舶や漁船のほか、ダイバーも参加して進められている。
武装警察部隊も派遣された。

現在も旅客船は船底を水面に出した状態で水没しているとのこと。

地元紙「湖北日報」の発表では、
2日の捜索により、船内から生存者の反応があったと伝えている。

乗客の多くは江蘇省や上海方面からの中高年を中心とした中国人団体客。
上海の日本総領事館によると、2日現在までに、日本人が乗船していたという情報はないとのこと。

【転覆の原因などについて】

現在までは、竜巻などによる悪天候かとみられているが、
一部からは、旅客船の安全確保や事故後の対応に不備はなかったのかなどの懸念もされているという。

事故(旅客船「東方之星」の転覆)の起きた水域は、長江のほぼ中流域となり、水深が約15メートルだという。

中国・長江で大型客船「東方之星」が転覆

現場周辺(中国/長江付近)

中国旅客船から、船内を叩く音、助けを求める声が

中国屈指の観光コースである「三峡巡り」で1日夜、450人余りが乗る観光船が転覆。船内には生存者が残されている模様で、警察や消防、軍などが出て救助を急いでいる。中国新聞社によると、救助隊が水面に出ている船体をたたくと、内側からたたき返す音や助けを求める声が聞こえたという。船内の生存者は少なくとも3人おり、女性が1人以上含まれている。地元メディアによると、船内に閉じ込められた生存者に対し、救助隊員は「すぐに助けるから、緊張しないで」と呼びかけているという。当局は、船体を切断するか、潜水救助隊に委ねるかの判断を急いでいる。

引用:朝日新聞デジタル

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